インプラントとは不幸にも歯が無くなってしまった場合に、手術してチタンのインプラント体を顎の骨に埋め込む事で入れ歯やブリッジでなく、元からあった自分の歯のように噛めるようになるという素晴らしい治療法です。しかしながら、インプラントは怖いという情報がちまたに多く出回っていて、治療を断念される方もたくさんいらっしゃいます。では、インプラント治療が怖いと言われる原因の治療による合併症にはどのようなものがあるのでしょうか。日本歯周病学会によると、インプラント周囲炎(19%)、インプラントのネジの緩み(16%)、手術後の撤去(13%)、インプラント体の破折(9%)、知覚麻痺・しびれ(6%)・・・・などとなっています。

それらに対しての対策としてはインプラント自体の破損などは信頼性の高いインプラントを使う(ストローマン・ノーベル・アストラ・3Iなどの会社のものが代表的なものでしょうか)。麻痺や、早期撤去などに関しては、術前の審査をCTなどを用いてしっかり行い、リスクがある場合は患者様としっかり話し合い、治療自体行うかどうか納得いただいた上で進める。最大の要因であるインプラント周囲炎については、歯周病とほぼ類似した細菌が感染しておこるもと報告されていますので、術前の徹底した歯周病治療と術後のメンテナンスでしょうか。当院では歯周病治療を行なった上でしかインプラント治療は行いません。その分、治療期間は長くなり外科処置が増える場合がありますが、それは極力合併症を防ぎたいからです。ご希望の方は一度ご相談ください。

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