こうの歯科の河野です。新しく歯周病についてのブログを書いていくあたって、歯周病専門医ついて少し説明させていただきます。

歯周病専門医は日本歯周病学会が認定する資格で、大阪の取得者は現在42人となっています。お医者さんではたくさんの専門医があり(腎臓専門医や血液専門医まで)、その専門家として診療するのが一般的なことですが、歯科ではまだまだそうはなっていません。現在、厚労省が広告標榜を認めている歯科の専門医は口腔外科専門医、歯周病専門医、小児歯科専門医、歯科麻酔科専門医、歯科放射線科専門医の5つです。もちろん専門医で無い先生でも素晴らしいと治療をされる方もたくさんいらっしゃいますし、私もたくさん知っています。また、矯正など取得するのが非常に難しいのに、厚労省が公告標榜を認めてないものもあります。

しかし、専門医は患者さんがそれぞれの治療を受けたいと思った時の一つの大きな目安にはなります。実際、歯周病専門医を取得するためには、研修機関での研修や10人の患者さんを治療した経緯の報告、ディスカッション形式の試験、学会での定期的な発表などかなりのハードルがあります。また、取得した後でも、その更新には定期的な知識と技術のアップデートが必要です。さらに歯周病学会では専門医、指導医には守るべき理念があり、その順守が義務づけられています。

ネットやメディアでは歯周病に関する様々な情報があふれています。その中には疑問符だらけのフェイクニュースもたくさんあるように思います。今後も専門医の理念を常に意識して、きちっとした診療をみなさんに提供できるように頑張りたいと思います。次回からはもう少しやわらかく、歯周病を主に歯科について様々なことを書いていきますね。。

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