日本人の8割が歯周病!!という記事はよく見ますよね。実際、当院にも私は歯周病ですよね!と聞かれることがよくあります。では歯周病って本当はどんな病気なんでしょう。歯周病は歯の周り(歯茎や歯を支えている骨など)に起こる病気の総称で、特殊なものを除くと歯茎だけに歯周病のばい菌の感染が及んでいる歯肉炎と歯を支えている骨も含め歯の周り全体に及んでいる歯周炎に分かれます。歯肉炎であれば歯ブラシだけで治る場合もありますし、歯周炎でも歯石除去など大きく介入しなくても改善するものもあれば、歯を抜いてしまわないといけない状態のものまで様々です。最新の平成28年厚労省のホームページにある歯科疾患実態調査https://www.mhlw.go.jp/toukei/list/62-28.htmlでは歯周ポケット4mm以上の人(歯医者で歯の周りをチクチク測るやつです、ざっくりと言えば4mm以上が歯周炎の可能性が高い)の割合はだいたい40代後半くらいから5割を超えるようです。さらにこれを見れば、よく言う日本人の8割は歯周病は日本人の高齢化も一つの要因のようです。あまり、メディアの情報に右往左往するのもいけないのでしょうが(なんでもそうですね)、このデータからも40代くらいからは歯周病を本格的に意識した方が良いと思います。

 

 

 

 

 

 

 

 

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